磁気誘導システム フィールド of hachifukuweb

 現在、日本では少子高齢化が急激に進行しています。ある調査では高齢者層の増加により日本の難聴者人口は2000万人に達し、将来更に増加が予想されています。
 それに伴い補聴器も高性能・小型化がすすみ、近年ではファッション性も重視されるようになるなど、お客様の幅広いニーズにあわせ多様化しています。


 そんな中、補聴器の発達に歩を合わせ、補聴器の機能を補助する磁気誘導ループという放送設備が開発されました(ここでは以下「field(フィールド)」と呼びます)。
 これは磁界を発生させるワイヤーを、室内の壁や天井に沿って輪のように巡らせ、その輪の中で補聴器の性能を向上させるというものです。

 現在日本での普及は遅れていますが、海外では公共施設や映画館にも導入されており、一般にも馴染み深いものです。


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※フィールド簡略図


 補聴器はその性質上、すべての音を増幅するため、周りの雑音や生活音まで一律に拾ってしまい、肝心の会話やテレビの音などが邪魔され聞き取りづらくなることがあります。
 大勢が行き交う雑踏の中や居酒屋内など、ノイズが発生して気分が悪くなる、というような苦労をされている方々も少なくありません。

 一方このフィールド内では、磁気を受信し音声信号(デジタル)に変換することで、雑音の少ない音声をクリアに大きく捉えることができます。

 「聴く」ということを含め、外界からの刺激を受けるということは、「外に対し発信をする」という意欲の大元に他なりません。
 聴こえるということが発信の意欲につながり、ひいては脳の活性化にもつながります。
 難聴や視力低下により外界からの刺激が1つ、また1つと少なくなれば、次第に発信をしようという意欲も減ずるでしょう。

 ケアステーション暖では、『利用者様がこれまで生活されてきた「従来の自分」にできる限り近づける(戻る)ことができるよう支援する』という考えに基づき、様々な手段の模索を行って参ります。その一環として、まずは耳のご不自由な方に向けての環境づくりのために、このフィールドの設置を行いました。

 レクリエーションやリハビリテーションを充実させるのは当然として、それを行っていただくお客様自身の環境を整えるお手伝いを、まず行う必要があると考えたからです。

 長年難聴だった方がはじめて補聴器をつけたとき、風が木々の合間を渡り枝葉を揺らす音や、草間から響く虫の鳴き声、窓から洩れる夕餉の雰囲気などをはっきり感じることができ、急に景色が明るくなり色鮮やかに映った、今まで忘れていたものを思い出すことができて非常に嬉しかったと、そのときの感動を話してくださったことがありました。


 聴覚とは、知らず私たちの感情の多くを形作っているのです。


 さて、そこへ更にこのフィールドが加われば、いかがでしょうか。
 様々な音がそのまま耳に届くことが当たり前だったあの頃。補聴器を使うようになるずっと昔の、忘れていた「かつての自分」を思い出して頂けるはずです。

 皆様が人生の新たな領域-フィールドに踏み込むための一助となれれば、これ以上の喜びはありません。 

※一般的な補聴器(Tコイル付)をお使いの場合、そのままフィールド範囲内に入っていただければすぐにその効果を実感していただけます。
 ケアステーション暖でフィールドをご利用される際に、別途装置の購入や利用料などは一切発生いたしません。
 また補聴器のデモ品も用意しておりますので、今現在補聴器を所持されていなくても暖ご利用時に貸し出しいたします。
 フィールドは構造上、ごく微量の電磁波を発生させます。携帯電話などと同様に、ペースメーカ等の医療機器に影響を及ぼす可能性があります。詳しくはお問い合わせ下さい。

 その他フィールドについての詳しいお問い合わせは、
 ケアステーション暖(℡042-703-6612までご連絡ください。
 ご自宅へのフィールド設置の際には、ケアステーション暖のスタッフがお手伝いさせていただきます(工事費無料)。